名古屋城の外堀で、巨大外来魚 アリゲーターガーが見つかるも、捕獲できず…

名古屋城の周りを囲む外堀で、巨大外来魚であるアリゲーターガーが最初に見つかったのは、7年前のことでした。コイの群れの中で、1匹の巨大魚がゆうゆうと泳いでいる姿が目撃されており、2016年には2匹のアリゲーターガーが見つかっています。
在来種を捕食してしまうため、アリゲーターガーの捕獲を試みますが、1.3メートルにも成長したアリゲーターガーを捕まえるのは至難の業で、未だに捕獲できていません。

アリゲーターガーとはどのような外来魚なのか、また名古屋城の外堀でのアリゲーターガーの捕獲がなぜ難航しているのか、ご紹介いたします。

 

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巨大外来魚、アリゲーターガーとは?

はじめに、アリゲーターガーがどのような魚なのかご紹介していきたいと思います。

ワニのような長い口に鋭い歯と、2メートルにも成長するというアリゲーターガー。
もともとは北アメリカに生息していた淡水魚で、1億年前からほとんど姿を変えていない、古代魚でもあります。淡水魚なので、もちろん誰かが運んでこない限りは日本にたどり着くはずのない外来魚ですが、近年日本の各地の多くの場所で目撃や捕獲されています。

 

北アメリカ最大の淡水魚というだけあって、成長すると全長2メートルほどに成長し、過去には全長3メートルを超える個体が捕獲された記録があるそうです。
食性は肉食で、主に魚を食べて成長するため、日本に持ち込まれ河川や湖などに放流されたアリゲーターガーが、在来種を捕食してしまうことが大きな問題となっています。

 

アリゲーターガーが人間を捕食するのでは?と言われていますが、現在のところ人間を捕食したケースはないそうですが、頭突きされたという報告がありました。

また、釣り上げたアリゲーターガーは食べることができるそうで、味は鶏肉に近く、油が少なくパサパサした触感です。食用として一般には流通していませんが、一部の釣り好きの間ではソテーやフライにして食べている方もいるようです。

 

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名古屋城の外堀にいるアリゲーターガーは、なぜ捕獲できないのか?

在来種の存続を脅かすアリゲーターガーが名古屋城の外堀にいることが判明してから既に何年も経過していますが、なぜ捕獲できないのでしょうか。
河川や湖と比べると、名古屋城の外堀は範囲も狭く、捕獲は簡単そうに思うのですが、名古屋市や市民団体は、アリゲーターガーを捕獲しようと何度試みても、いずれも空振りに終わってしまっています。

簡単には捕獲できない要因の1つは、アリゲーターガーの性格にあります。
体長の大きいアリゲーターがですが、見かけによらず臆病で慎重な性格で、一定の場所にはとどまらないため、他の魚のように出没場所を絞れません。そのため何度網を張っても、失敗に終わってしまいました。

また、2つ目の要因として、「名古屋城」の一部であるがゆえに、多くの制約があるのです。

このニュースが報道されて以来、名古屋城を管轄している名古屋市には、釣りの得意な方から、「アリゲーターガーを釣り上げます」という提案の電話が相次いでいるそうです。
通常の河川や湖であればアリゲーターガーを釣り上げるという選択肢はあったかもしれませんが、名古屋城の場合は釣りによる捕獲ができない事情があるのです。

名古屋城の外堀は、一部が道路に面していることから、外堀での釣りを全面的に禁止しており、これは条約により定められています。
そのため、在来種を捕食してしまうアリゲーターガーの捕獲といっても、釣りは許可することができないという事情があるのです。

網での捕獲がうまくいかない、そして釣り上げることも不可能という場合、外堀の水を全部抜いてしまうという「池干し」方法があります。「池干し」は外来魚駆除の目的で効果を上げている手法の一つなのですが、この方法も名古屋城の外堀では利用することができません。
名古屋城は国が指定している特別史跡の一つです。名古屋城の外堀の内側には、高さ15メートルにも及ぶ石垣があり、もし外堀の水を抜いてしまうと石垣が崩れる恐れがあるため、池の水を抜くことができないのです。

こういった事情により、名古屋城の外堀にいるアリゲーターガーの捕獲が難航しているのです。

 

まとめー名古屋城の外堀でアリゲーターガーが見つかるも、捕獲できず…

以前より名古屋城の外堀に、外来魚であるアリゲーターガーが生息しているのを確認していますが、未だに捕獲することができていません。
アリゲーターガーはもともと北アメリカで生息していた巨大魚です。成長すると体長は2メートルにもなり、ワニのような長い口と鋭い歯を持っています。
もともとは観賞用として日本に持ち込まれたものが、名古屋城の外堀に限らず日本各地の河川や湖に放棄され、在来種を捕食してしまうとのことで大きな問題となっています。

アリゲーターガーのほかにも多くの外来魚が持ち込まれており、貴重な在来種の存続が危ぶまれているため、今後規制を強化していくとともに、既に持ち込まれてしまった外来種が個体を増やす前に、駆除してほしいものです。

 

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